旧友との再会

2011年 8月 20(土曜日)

 企業戦士だったころの旧友と7年ぶりで会った。髪には白髪が混じっていたが相変わらずのキャラクターだった。
 驚いたのは、スリムになったことだ。メタボの改善に努めたそうだが、すっかり脂肪は抜けていたようだ。
 何でも、ダイエットキャンディとやらの効果だそうだが、舐めるだけでダイエットできるそうだ。本当ならメタボ改善にはうってつけだ。メタボで悩むサラリーマンにはうってつけだろう。早速、息子にすすめてみようと思う。
ペロペロキャンディのような白い棒が付いているのが気がかりだが・・・
息子はナイーブだから。

仲間の過ちは許しても 自分の過ちは許すな

2011年 2月 7(月曜日)

電気営業課の古川課長はお客様からお叱りを受けた。担当の納入手配ミスで納品日が大幅に遅れ、お客様の仕事に支障をきたしたからだ。
松本部長と佐々木課長が謝罪に出向き、一旦は事なきを得た。
実は、主任の村尾はそのことにいち逸早く気づき社内を駆けずり回って納入の調整をしたが、間に合わなかった。村尾は「私のフォローのミスです」と部下をかばった。彼が担当だった頃、自分も同じような経験をしたからだ。
 当然? その日の夜は厄払いの飲み会となった。いつもの楽しい小料理屋も、おかみさんが心配するほどのしんみりとした飲み会となった。
「私の手配ミスでみんなに迷惑をかけた」と担当が漏らした。村尾は怒鳴った。「何を言っているんだ! フォローできなかった俺の責任だ!」と。
同席した松本部長と古川課長が、主任の成長を喜んだことはいうまでもない。

仲間の短所を責めることは 自分の短所を見せるということだ

2011年 2月 4(金曜日)

IT部門営業の山口主任は地元大学出身でインテリ気取りだ。何かにつけて電気営業の村尾主任を中傷する。先日も、「あいつは元気だけはよいが、仕事の進め方が雑だ」などと佐々木課長に話していた。
佐々木課長は本社からの転勤組なので、まだ支社全員の人となりを把握していなかった。がしかし、佐々木課長は「君は何を言っているのかネ?」「主任は仕事の進め方も大事だが、明るい営業チームを作ることも重要な仕事だ!」と、山口主任の悪口を何時に無い口調で叱責した。
この会話を聞いていたIT営業の担当たちは、薄笑いを浮かべて山口主任を横目で見ていた。
 そういえば、IT営業課は営業成績は良いのだが、少々ネクラな職場となっていた。

組織展開という罠にはまるな 自分ができなければ組織は形成されない

2011年 2月 1(火曜日)

本社で月1回開かれる全国IT営業課長会議に佐々木課長は出席した。市場のボーダレスや顧客のグローバル化をにらんで、BtoB(=Business to Business)営業を組織展開しようとする事業企画が審議された。BtoB営業は、インターネット時代の中で生まれた「企業間電子商取引」として、市場規模は拡大の一途だ。
しかし、佐々木課長は気乗りしなかった。市場規模を考えればIT営業のすうせい趨勢であることには間違いがないが、今の瑞穂之国株式会社には力不足だと感じていたからだ。特に、支社の部下たちの実力を考えると、無理な仕事となってくると思った。
悩んだ末、「当社の陣容からすると時期尚早だと思う」と意見を出すと、会議は紛糾した。本社の事業企画部門からは「組織で展開するのだから心配はない」と説得されたが、他の支店からも同様の意見が多く、結論は持ち越しとなった。
佐々木課長のひとつの意見から、組織展開は持ち越しとなった。

少しずつ進めばいい 進まないよりマシだ

2011年 1月 27(木曜日)

電気営業主任の村尾は地元高校出身だがパワフルだ。古川課長をもやり込める時がしばしばある。古川課長は目を細めながら成長を楽しみにしている。
しかし、部下との関係が気まずくなっている。厳しい指導だからだ。「こんなこともできないのか!」や「何のために仕事をしているんだ!」と、かなり手厳しい。
部下たちは、緊張を通り越してウンザリ気味だ。ヤル気さえ失せようとしていた。
ある日の退社時、古川課長は担当者を飲み会へと誘った。決して主任の手厳しい指導の批判を聞くつもりではなかったが、酒が入ってくると「主任の言っていることは分からない!」と、始まった。「できないことを言ってくる!」とも。
頃あいを見て、古川課長は言った。「少しずつ進めばいいんだ。主任もそうだったんだ。」「進まないのが良くないことなんだ」と。